Art 08

TSUBOMI ― この作品に込めた想い

マーモットを見ていると、ときどき不思議なくらい堂々として見えることがあります。

どっしりと座る姿。お腹の前に手をそろえ、静かにこちらを見つめる表情。何もしていないのに、なぜか漂っている貫禄。

その姿を眺めているうちに、「マーモットには王冠が似合う」と思いました。

小さな体なのに、まるで自分の国を治める中世の国王のよう。

そこでこの作品では、そんなマーモットの堂々とした佇まいを、一国の「王」として描いてみました。

王冠をかぶせてみると、不思議なことに、思っていた以上にしっくりきました。

もしかすると、本人も自分が王だと思っているのかもしれません。

 

ドクターマーモット ― 作品を見て

マーモットと暮らしていると、ときどき「ここは自分の家で、人間の方が住まわせてもらっているのでは?」と思うくらい堂々としていることがあります。

ごはんを待つ姿も、こちらを見る顔も、なぜか偉そう。いや、偉い。

でも、それくらい自分らしく、堂々と生きているところもマーモットの魅力です。

王冠をかぶっていなくても、マーモット一人ひとりが本人の中ではずっと王様なのかもしれません。