Art 07
ケンカ
TSUBOMI ― この作品に込めた想い
この作品では、モンドリアンの作品に見られる、直線と色面による構成から着想を得ました。
赤・青・黄と、黒い線。規則正しく区切られた、どこか人工的で現代的な世界。
その中にいるのは、向かい合って「ケンカ」をする二匹のマーモットです。
人間は街をつくり、物をつくり、世界を整然と区切っていきます。けれど、その中でも動物たちは、自分たちの本能や関係性の中で生きています。
整えられた世界と、思い通りにはならない生きものたち。一見まったく違うものを同じ画面に置くことで、そのぶつかり合いを少しユーモラスに表現しました。
どれだけ世界が変わっても、生きものは生きものらしく生きている。
そんな自然と現代社会の不思議なバランスを、楽しんでもらえたら嬉しいです。
ドクターマーモット ― 作品を見て
私たちには「ケンカ」にしか見えない行動にも、彼らなりの理由があります。
マーモットは、ただ仲良く寄り添っているだけの動物ではありません。相性もあれば、距離感もあり、自分の場所を主張することもあります。
大切なのは、人間が「仲良くしてほしい」と願うことではなく、その子たちの関係をよく観察し、無理をさせないこと。
かわいい姿だけでなく、こうした一面も含めて知ることが、マーモットを大切にする第一歩だと思います。